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長男の葬儀

長男が初めて自宅ですごした朝は、なんだかとても賑やかでした。

早朝に友人達が来てくれて、

長女も帰ってきて、

4人のおじいちゃんとおばあちゃんが来てくれていました。


もしも元気に退院できていたら・・・

そう思うと切なくて・・・苦しくて・・・泣けてきました。


10時に火葬されることが決まっていたのですが、

ずっと一緒にいたくて・・・この日は時計を見たくなかったです。


それでも時間はやってきてしまって、

葬儀会社さんが自宅に到着したと主人の携帯に電話が入りました。


霊柩車はいかにもとわかるような車ではなく、

一見して霊柩車だとわからないようなワゴンタイプのものにしてもらいました。


もうお別れの時間が迫っていたのですが、

離れたくなくて、

離したくなくて、

長男を抱いたまま私はなかなか自宅から出ることができずにいました。



私たち家族の希望で、葬儀場までは私が長男を抱いて行くことになっていました。

おくるみに包まれた長男は、まだきれいなお顔のままで、すやすやと眠っているだけにしか見えませんでした。


霊柩車に乗ると、車の中には小さな白い棺が置いてありました。

葬儀場に着いてから納棺する、頭では理解していたのですが、

棺を目の前にして息ができないくらい苦しくなりました。


長男は私の腕の中にいましたが、

もうすぐこの棺に入るのだと思うと胸が締め付けられ、

この場から逃げたいとさえ思ってしまいました。


車が動き出し、葬儀場へ向かう車中も、長男にたくさん話しかけていました。


「これが信号だよ」

「○○駅だね」

「ここから○○区ですよ」


嘘であって欲しい・・・

悪い夢であって欲しい・・・

そう思っていたけれど、

嘘でも夢でもありませんでした。


葬儀場に到着すると、義妹ちゃん夫妻と、実弟夫妻が来てくれていました。

実弟は転勤で名古屋にいるのですが、朝一番の新幹線で東京まで来てくれました。

実弟夫妻はこれが初めての長男との対面でした。

実弟とそのお嫁さんである義妹ちゃんにも納棺前に長男を抱っこしてもらいました。


本当は元気な時に抱っこさせてあげたかったのに、冷たくなってからでごめんね・・・

弟も、義妹ちゃんも初めて会う長男を抱っこしてくれ、泣いていました。


すぐに納棺の時間になりました。

ずっとずっと抱っこしていたかったのですが・・・

もうお別れの時間が迫っていました。


私は最後に長男のおでこにキスをして、

棺の中に長男を寝かせ、

お布団をかけました。

小さな棺なのに、長男には十分すぎるくらい大きい棺・・・。


みんなで棺の中にお花を飾りました。

長男の周りがどんどんお花でかこまてていきました。

棺の中はたくさんのお花でいっぱいになりました。


棺にはたくさんのプレゼントを入れました。


実父が買ってきてくれたベビードレスとスタイとお菓子

義両親が買ってくれたお菓子

パパとママからメッセージが書いてある野球ボール

長女が書いたお手紙

長女が弟にあげたいと用意した歯固めのおもちゃ

パパ・ママ・長女に見立てた3匹のひよこのおもちゃ

看護師さん達が折ってくれたたくさんの鶴と花

いつか天国で会えた時に迷子にならないように、家族や親族の写真も入れました。


長男の眠る棺はお花とプレゼントでとても賑やかでした。


「これで寂しくないね」

「ひとりじゃないよ」

「ずっと一緒にいるからね」

「いつかまた会えるからね」

かたちある長男と最後の会話をしました。


そして・・・

みんなで棺に蓋をしました。


私は棺の上に花束を置きました。


係の方が棺を抱くようにして炉に納めてくださいました。

炉の中に長男の入った小さな棺が入っていきました。


これが本当に最後なんだね・・・


ずっと抱いていたかったのに、傍にいたかったのに・・・


こんなに小さいまま旅立ってしまうことが哀しくて切なくて・・・おかしくなりそうでした。


気持ち溢れてたくさん泣きました。




----------------------------------


長男は、白い骨になって戻ってきました。

小さいけれどしっかりした骨でした。


子供の骨は華奢で小さく細いので火葬すると骨がのこらないこともあると聞いていましたが、

朝一番(強くなる前の弱い火)で火葬できたのも幸運なことでした。


小さな小さな骨壷に長男の遺骨を納めました。


お坊さんにお経をあげてもらい、戒名もつけてもらいました。

とても良い戒名をつけていただきました。


1週間前までお腹の中にいた長男が・・・

まさかこんなかたちで帰宅することになるとは想像もしていませんでした。



みんなで自宅に帰る途中、

長女が「○○○○(弟)はどこ?」と訊いてきました。


長女の中では、お花いっぱいの棺の中で眠る弟のままなのだと思います。


私は「ここだよ」と言って、小さな骨壷をなでました。


長女は「見せて」と言って、骨壷の入った袋を開けようとしましたが、

「これは開けられないのよ」と言ってなだめました。


「○○○○(弟)はどこに行ったの?」


そう尋ねてくる娘に対して、私はただ抱きしめることしかできませんでした。



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2013/09/28 06:00 
長男のことComment(1)Trackback(0) | Top ▲

コメント

1. 無題

ひつじママさん、こんにちは。
毎日来ています。

読み進めていくうちに、息子さんとのお別れの日が近くなっていく
というのがわかってきて
別れたくないと思っている自分がいました。


ひつじママさんの息子さんに寄せる想い、
娘さんに対する思いやりが
ひしひしと伝わってきました。

>いつか天国で会えた時に迷子にならないように、家族や親族の写真も入れました。

読んでてもう涙がとまりません。

息子さんはきっと天国でいつもご家族の写真をながめながら、穏やかな心でおられると思います。

息子さんのご冥福心よりお祈り致します。


No:3636 2013/09/28 10:25 | りりぃ URL編集 ]

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