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所沢市の育児休暇による保育園退園問題に思うこと

所沢市の保育園問題、このところニュースになっていますね。

所沢市では、育児休業を取得した場合、保育園に預けている2歳児までの上の子を退園させる制度ができ、保護者が市を相手取って訴えたものの、この制度により9人が6月末で退園したそうです。
※詳細はこちら

この問題は、働く母にとっては他人ごとではない「事件」です。

これは、所沢市だけの特別な問題ではなく、岡山市など他の自治体でも行われていると知ってびっくり。
岡山市の場合は0歳から4歳児クラスの園児が親の育児休暇取得で退園になるそうで、所沢市の0歳から2歳より厳しい基準となっています。

厚生労働省は14年に「就学を控えた5歳児や、子供の発達上、環境の変化が好ましくない場合は継続して在園して差し支えない」と通知しているものの、育児休暇中の保育可否は自治体の判断に委ねられており、深刻な待機児童問題を抱える自治体では苦肉の策で育児休暇による退園を決定したのでしょう。
厚生労働省は「在園しても差し支えない」としているだけで「育児休暇中も保育の保証をする」とはいっていませんから、判断は自治体次第になってしまうものの、個人的にはあんまりだとおもいます。
待機児童対策の愚策、数字合わせの為としか思えない。

そもそも問題は「保育園が足りないこと」なのに、このような制度ができたこどで、より一層少子化を招き、きょうだいを望めない、望まない夫婦が増えるのではないでしょうか。

育児休暇により保育園を退園した上の子の入所選考では「特別枠を作る」だなんていう話もあるそうですけれど、保育園は園児1人あたり●m2(年齢によって異なります)という法律で決められた制約があり、既にめいいっぱいの園児を預かっている園では机をひとつ増やせば1人追加で受け入れられるというわけではありません。保育士の確保や運営費用等、スペースだけの問題ではないのでしょうけれど、特別枠を用意する余裕があるなら一人でも多く預かってほしいと言う声も上がりそうです。

また、この育休退園枠で入園できた新入園児は、既に入園していた退園児よりも入所審査時(育児休暇前)に保育を必要とする優先度合が低かった可能性もありますよね。(同時期の選考で負けたなら確実に優先度合が低かったはずです)
将来、育休退園児の保護者が復職しようとしたときに、保育に欠ける優先度合が逆転し、逆に退園に追い込まれることはないのでしょうか。
一度保育園に入園してしまえば、待機児童(育休による退園児の復職時申請を含む)より保育の優先度合が低くても在園しつづけることができるなら、不公平ではないでしょうか。

このことが原因で、保護者間のわだかまりができる可能性もあり、なにより突然保育園を退園することになった子供たちの環境の変化や気持ちを考えると胸が痛いです。

主婦のみなさんは、きょうだいができても保育園に預けずに自分で育てていることは承知の上ですが、保育園に預けることができないからこそ、きょうだいを一緒に育てる覚悟をもって妊娠を望まれるのでしょうし、育児の負担が大きいと感じる方は上の子が幼稚園に入るのを待ってきょうだいを望む方もいます。

所沢市を提訴した保護者も、もしも育休取得で退園になるのであれば、妊娠を望む時期を先延ばししたり、妊娠を望まなかった方もいたのではないでしょうか。きっと、上の子を保育園に預けられる前提で下の子を授かったのに、突然「退園」を迫られ、さぞかし驚いたことだと思います。

年の近いきょうだい育児をすることは本当に大変です。
1歳後半~2歳なんて、イヤイヤ期まっただ中ですよ。
上の子が赤ちゃんがえりをし、イヤイヤもされながら、生まれたばかりの下の子の面倒もみるだなんて、ママのストレス度合いを考えたら鳥肌ものです。
特に核家族で協力してもらえる親族がいない方、パパが忙しくて実質ママだけで育児されている方は、保育園があるからこそ二人目三人目を望めたというかたもいるのではないでしょうか。

それを「ただの甘えだ」という方もいるかもしれないけれど、突然「上の子は育休中も保育園に預けられる」という前提条件が崩れ、うろたえない保護者は少ないと思います。

少なくとも、妊娠から出産するまで期間を考えて1年程度の猶予期間をもうけ、「来年から●●します」と告知していれは、それでもきょうだいを望むか?という選択肢が保護者にあるわけで、事態は変わっていたのではないでしょうか。

実際、育児休暇中は、保育を必要とする優先順位が低いとは思います。
しかし、育児休暇中でも社員であることには変わりがありません。
不運にも育児休暇対象の子が亡くなった場合は、亡くなった日で育児休暇は終了し、就業規則上は、育児休暇終了の翌日から会社に復職しなければいけません。(実際はしばらく出勤どころではなく慶弔休暇や有給をとって過ごすかとおもいます)
復職しなければいけない状況になった場合、保育園に入れなかったからといって待ってはくれない。
育児休暇はあくまで就労形態のひとつなんです。
生まれたばかりの子の出産・育児に伴い、復職する前提で育児休暇を取得しているだけ。
上の子の育児の為の休暇ではないのです。

復職時にきょうだいそろって保育園に入れることが確約されているならまだしも、復職希望時に募集枠があるかどうかもわからない。。。
いくら優先されるよう選考ポイントを高くしてもらったところで、募集児0人では入ることはできないし、仮に1人2人枠があっても、そこに何人のきょうだい保護者が殺到するかわからないですよね。

このようなことでは少子化対策どころか、更なる少子化を招きかねません。
あまりにひどいと思いました。

私の住む自治体では、育児休暇取得による保育園の退園という制度はいまのところありませんが、小学校に就学してからの学童保育は、親が育児休暇に入ると退園になることになりました。

一旦退園すると、復職した時に学童に入れる保証はありません。

上の子が小学生の場合、復職時には、下の子の保育園と上の子の学童、両方同時に申し込むことになりますが、同時に入園できなければ、とてもじゃないけれど仕事に戻ることはできません。

保育園や学童激戦区では、どちらかひとつに入園するのでも大変なのに、きょうだい同時に入園だなんて奇跡のようなことができるのでしょうか?年度途中ではまず無理でしょうね。
社内保育や院内保育など、勤務先が復職を後押しする制度を拡充しても、学童保育までは難しいことでしょう。
仕方なく民間の学童を利用しようと思っても、人気のところは既に定員ですし、無認可保育園並みに保育料も高いです。

学童保育は小学校3年生までだから、上の子が小学校3年生になるまできょうだいを望むのを待とうとすると、親も年をとります。
高齢出産になれば妊娠できる可能性が低くなり、妊娠できても各種リスクは高くなりますよね。

「すべての女性が輝く社会づくり」というスローガンは、一体どこで発せられたことだったのでしょうか・・・。

少子化なのに、きょうだいができたら保育園退園、学童保育も退園だなんてことになったら、産める人も産まなくなります。
産めば産むほど幸せになる、どんどん子供を育てやすくなるなら、きっと少子化も改善されると思うけど、これでは躊躇してしまいますね。

私も次男が1歳になる月に保育園の入園申請をする予定ですが、年度途中は園児の新規募集枠がないので(引っ越し等で偶然募集が出る可能性はありますが)4月まで復職できない可能性大です。

我が家の場合、次男の保育園と長女の学童保育入園が同時。
保育園も学童も入れる保証はなくて、民間の保育施設も検討していますが、自宅や学校からの距離と保育の質を考えると、民間施設に預けることの不安もあります。それでも預けなければ復職できない。

いったいどうなってしまうのかしら。。。
考えれば考えるほど心配で胸がざわつきます。

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※本日はブログ村のランキングをお休みします。

*最後までお読みいただきありがとうございます*

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2015/07/02 06:00 
育児Comment(2) | Top ▲

コメント

選考基準は不条理なことばかり

ひつじママさん、保育園と学童のことダブルで心配ですね。学童については育休取得で退園というシステムが自治体によっては存在することを初めて知りました。次男さんの保育園が決まることが全てのキーポイントになりますね。
育児休暇に伴う上の子の退園については幾つかの自治体で行われているということを以前からネット上で見聞していました。おそらく待機している家庭に対して配慮するため、そして限られた子供福祉財源内での苦肉の策だったと思います。
今回の問題に限らないことですが「認可保育園入所のための選考基準(もしくは退園基準)」は不公平なことが多いです。我が家のことで恐縮ですが、まず夫が自営業のため-1点です。どんなに長時間労働であっても、責任を持って働かなくてはならない立場でもサラリーマンより劣ると評価されます。
そして子供は超早生まれのため0歳4月では選考書類を出すことも許されませんでした(自治体によっては早生まれ児を「予約」という形で選考枠を別に設けてもられるそうですが我が自治体にはそのような制度はなし)。1歳4月では、0歳児クラスからの持ち上がりの子がいるため狭い定員内での争いを強いられました。
幸いにも私は院内保育園(行政上は無認可保育園)に預けることができたので、認可保育園に入る前に復職・待機ポイントを稼ぐことができました。しかし多くの早生まれ児は認証保育園や無認可保育園も年度半ばでは「定員一杯」と言うことで断られるので復職・待機ポイントを稼ぐこともできません。
あとは人によっては旦那さまの住民票だけを実家に移して単身赴任家庭を装ってポイントを稼ぐ人もいますよね(偽装離婚は大変ですが、偽装単身赴任は罪の意識が軽いようで行っている話を時折耳にします)。
残念ながらそのような不正や不条理がまかり通るのが現状の「認可保育園」への入所・退園システムです。保育園を必要数ほど十分に設置できるのがもちろん一番理想的ですが、すぐにはそうできない現状では「真に保育に欠ける」ということをどうすれば公平に評価できるのかを考え直さなければならないと思います。


No:4411 2015/07/06 00:03 | ななこ URL編集 ]

Re: 選考基準は不条理なことばかり

女医のななこさん、本当にその通りですね。立場によって優先してもらいたい項目は変化することと思いますが、人員的にも立場的にも替えがいない自営業の方が安定した企業に勤めている社員より保育に欠ける優先度合が高い(せめて同等)指数で選考したほうが公平だと私も思います。バブルのころは自営業=何をやっても儲かってウハウハ=収入が多くてベビーシッターも雇える(なんなら経費でおとせる?)なんて構図があったかもしれないですけれど、このご時世そんな世界ではありません。
ななこさんもご存知の通り、私の住む区には地域柄医師をされている保護者も多いのですが、たまたま大学院在学中に子供を授かって認可保育園に預けようとすると、「学生」扱いになるので、「フルタイムの就労」と比較して減点(たしかマイナス2点だったかな?)されていました。最近になってこの問題はおかしい!という声が多くあがり、医師免許をもって大学院の学生をしている方は就労(一般的なサラリーマン)と同じ点数で選考してもらえるようになったものの、研究で大学に属している方は医師だけではなく、医師だけ優遇されるのは・・・と仰る方もいるようです。保育園が足りないことが一番の問題なのですけれど、保育に欠ける優先度合については私も疑問に思うことが多くて、長女が待機児童の時は区役所の保育課と度々意見交換をしました。たとえば今でも、祖父母等の親族(65歳以下の就労なしに限る)の家から500m以上離れれ暮らしているだけで親族の協力なしの1ポイントが加算されるという基準があって、たった500m離れただけでポイントがつくの?と思っています。(実際は親族の協力を得ていますので・・・)
偽装問題も深刻ですよね。。。単身赴任ポイントを悪用するなんて・・・ばれたら退園させる!くらいの強い姿勢でいかないと収拾がつかなくなるのではないかと思います。こういった不正は私の勤務先はコンプライアンス上絶対にできないことですが、融通の効いてしまう職場に勤めていらっしゃる方のなかには、勤務時間を週5日フルタイム勤務として虚偽申請し(実際は週3~4日の時短勤務でした)入園できてしまった方もいました。同じ指数だった場合、収入(所得税)が低い方から優先して入れるので(短い時間働いている方の方が相対的に収入は控えめになりますよね)激戦の中、席を確保できたのだと思います。ななこさんのお嬢さんも保育園問題をかかえていらっしゃいますよね。長く同じ保育園に通うと子供同士や保護者同士の関係も強くなってくるので転園申請をするかしないか悩むこともあるかもしれませんが、ななこさんとお嬢さんにとって(もちろんご主人にとっても)良い環境で過ごせる保育園に就学まで通えますように。長々と失礼しました。


No:4413 2015/07/07 01:47 | ひつじママ URL[ 編集 ]

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